エオルゼアを冒険する光の戦士は、趣味でトレジャーハントも嗜む。
今日も宝の地図を頼りに古代ニーム遺跡近くの宝物庫を探索していた。
そこで見つけたのは、小さな魔法人形。
トンベリを精巧に模したマメット・トンベリだった。
説明文にはこうある

「トンベリを象った魔法人形、、怨みが込められている?」
ヒカセンは珍しいミニオンだと思い、意気揚々と連れ帰った。
道中改めて戦利品のトンベリ外に出し、まじまじと眺める冒険者。見れば見るほど普通のミニオンとは「なにか」が違う。
可愛らしい容姿なので、肩に乗せて歩かせたり、食べ物を与えようとしてもその場から動かないし、底が見えない黒い瞳でずっと何かを訴えかけるようにじっと見つめてくる。たまに聞き取れない声で何かを呟いている事もある。
うん、こわい
その行動に少しの恐怖を覚えた冒険者は一先ずトンベリを袋にしまい、街に戻るのだった。
そしてその夜、宿屋の一室で異変が起きる。

冒険者が眠りについてしばらくした時、ふと目を覚ますと何故か体が動かない。
かろうじて動く目で周りを見渡すとカバンの横のランタンの明かりがぼんやりとひかっており、その明かりを灯しているトンベリがこちらをじーっと見つめていた。
、、、、、、
聞き取りづらいが昼間聞いた怨念めいた言葉をまた呟いている。
そして
トンベリは視線をこちらに向けたままゆっくりと近づいてきた
冒険者は動けない
時間にして数分。ただトンベリの目に吸い込まれるように固まってしまった冒険者には永遠とも思える時間と恐怖心が植え付けられた。
そして
トンベリはそのまま冒険者の枕元まで近づくと

そのまま右手に持つ小さなナイフを振り上げ
冒険者の首元に向けて思い切り振りかざした
ぷにっ
トンベリは「?」というように首を傾げ、もう一度刺してみる。
ぷにっぷにっ
?????
その自動人形は何度も何度もナイフを振りかざすが、布製の特製のナイフは冒険者の皮膚を優しく包み込むだけだった
◎△$♪×¥●&%#?!
その光景に思わず笑みが溢れる冒険者。
気がつくと金縛りも解けている。
冒険者は、昔聞いたニームの古代都市の話を思い出した
そうか、、こいつは今までたくさんの同胞の恨みを溜め込んできたんだな。自動人形になっても晴れることがない恨みの念を
そしてそのままドンペリを持ち上げ、冒険者は話す

よしっ!俺でよければいつでも刺しに来い。
いつでも相手になってやる!
!!?
その言葉を受けて無表情のトンベリの顔が少しだけ明るくなったような気がした。
そして次の日からも相変わらずトンベリの攻撃を受ける日が続いている。
ただ心なしか攻撃する手には殺意ではなく温もりを感じるようになった。
2人だけの不思議な儀式は今もエオルゼアのどこかで行われてる事だろう。
おまけ

トンベリの恨みはちょっと特殊な効果もあるらしい。
トンベリを出して釣りを行うと恨みにより魚たちが自然と針に吸い寄せられるという。
偶然発見されたその効果はノッヒー効果と言われ、一時的にマケボからトンベリが消えたと言われている。。
おわり
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